あけましておめでとうございます。皆様良い年をお迎えになった事でしょう。本年も当新聞ならびに当コラムをご愛読賜りますようお願い申し上げます。
曜日の関係で遅いスタートになった。正月はのんびり御屠蘇を頂きながら実業団と大学の駅伝を楽しんだ。学生時代に名を馳せた選手が実業団に入って必ずしも期待された結果を残せないのはどうしてだろう。東洋大学では圧倒的に強かった設楽兄弟もぱっとしなかったし、山の神と言われた今井選手も神野選手も期待された程ではなかった。二代目山の神、柏原選手にいたっては出場メンバーに選ばれることすらなかった。努力を怠ったわけではあるまいが、むしろ練習の量が多すぎて故障でもしたのではないか。
一方で以前はあまり名前を聞かなかった旭化成の市田兄弟が眼を見張る走りを見せた。それを見て思い出したのはアメリカのバスケット界のスーパースターであるマイケル・ジョーダン選手だ。彼は大学を卒業する時点ではこのままバスケットを続けるか、それとも一般の会社に就職するか迷うような、そんな選手だったそうだ。その人があのような素晴らしい成績を残す。プロ野球の野村克也選手も同じで、テスト生として入った一年目の成績は11打数0安打5三振だった。それが後には三冠王を取る選手になる。
将来を嘱望された才能豊かな人が努力の甲斐なく埋もれて行く例も沢山ある。巨人にドラフト一位で入った島野投手はマスコットキャラクターのぬいぐるみの中で野球人生を終えた。
その違いが何なのか、運なのか環境なのか神様の気まぐれなのか分からないが、はっきりしているのは努力は成功のための必要条件であって十分条件ではないということだ。ということで努力を忘れるなを今年のモットーとしたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿