2017年9月19日火曜日

OBJECT

平田にOBJECTというスタジオがある。私の同級生である浜君がやっている。六年前自らの練習用に開設し、今は地元の愛好家に貸したりしている。出雲が誇る優れたトランペット奏者熱田修二君と浜君が従兄弟だそうで、その縁で月に一回熱田君を囲んでそのスタジオで音楽を楽しむ会が催される。題して「Jazzで遊ぶ会:Jazzっていいなあ。拡げようJazz仲間」。第一部は熱田君がピアノを担当するトリオの演奏、第二部は地元の音楽愛好家が自慢の腕を披露するという趣向である。
私も去年の十一月に初めて行って、生のジャズ演奏を楽しんだ。平田という田舎でこれだけ質の高いジャズを楽しめるのは幸せな事だと思う。企画した浜君に拍手を送りたい。またここは思わぬ出会いの場ともなっている。中学の同級生と何十年ぶりに会ったり、偶々居合わせた人が高校の同級生だと分かったり。
熱田君と久しぶりの再会を果たし、ジャズピアノを教えて貰う事にした。練習の甲斐あって今年七月の集まりでは不肖私めも未熟なピアノを二曲披露させて頂いた。最初の曲はベートーベンのピアノソナタ「悲愴」。勿論初心者向けにアレンジしたものだが結構雰囲気は出ている。次はジャズの定番、聖者の行進。スローなテンポで始めて、途中アップテンポにした時、会場から唱和するように手拍子が沸き起こった時は本当に嬉しかった。
この会で演奏するためピアノの練習をそれまで毎日朝やっていたのを、夜お酒を飲んでからに変えた。アルコールが入った状態でも弾けないといけないから。
この会は毎月第三火曜日午後七時から行われる。機会があれば足を運んでみて欲しい。今日、九月十九日はまさにその集まりのある日だ。私は二回目の出演を狙っている。

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