2018年3月13日火曜日

ビジネスモデル

ビジネスモデルというと何かカッコいいが要するに”How to make money”、下世話な言い方をすればどうやってアイデアや技術や才能を銭にするかである。
一番良く例に出されるのがテレビ放映で、受信者から視聴料を徴収するという平凡な発想ではなく、広告を流す事によって広告料でビジネスを成り立たせるというモデルが放映事業を成功させた。尤もNHKWOWOWは今でも受信料モデルに頼っているが。
スポーツや芸能界を見るとこのビジネスモデルの如何によって随分収入が違うものだと痛感させられる。
2017年度一番たくさんの年棒を稼いだのはテニスの錦織選手で推定365150万円だった。この内広告契約料が 327000万円だったそうだ。テレビのCMに出るのは勿論、試合の時着るウェアに企業のロゴマークを入れる事などがお金になる。コアとなる才能が直接稼ぐより、それを利用した広告が十倍もお金を生んでいる事になる。
他のスポーツでもこのように選手が豊かになるビジネスモデルを考えるべきだ。今パワハラ騒動で揺れる伊調馨選手が北京五輪後活動の拠点を名古屋から東京に移した時、1Kのアパートで一人暮らしをしながら男子選手との練習に励んだ、と週刊誌には書いてあった。オリンピックで二大会連続金メダルを取った人が1Kとはあまりに淋しいではないか。因みに去年二番目の25億円を稼いだ田中将大投手が暮らすニューヨークの家の家賃は月640万円だそうだ。
将棋界では藤井聡太六段の一挙手一投足に注目が集まり、彼が昼食に取ったメニューが売り切れるらしい。これは藤井六段に何らかの利得があって然るべきではないか。タイトル戦で和服を着る場合に紋の代わりに企業のロゴマークを付けるなどは駄目かなあ。まあお金が全てではないのだが。

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