三年後の東京オリンピックの費用負担がいろいろ問題になっている。その件に関連してちょっと気になることがあったので書き留めておく。
島根県では放映されていないのが残念だが、関東地方では地上波デジタル放送のあるチャンネルで放送大学の講義が放映されていて、その一つに「世界の中の日本」と題する近代史の講義がある。
スターリンのソ連とナチスドイツからの強い影響下で第二次大戦前後フィンランドが取った行動や、ノルウェーがイスラエルとパレスチナの間を取り持ってオスロ合意を達成した背景などが紹介されて大変面白い。そのノルウェーで最近起きた事への言及があった。
2022年の冬のオリンピックの開催国に立候補していたノルウェーが2014年に立候補を辞退した、というのだ。ソチ五輪では六兆円の費用がかかったが、既存施設が既にあるノルウェーではその十分の一程度の費用での開催が可能では、との目論見で立候補したらしいが、思わぬ出費に断念したらしい。
その出費とは国際オリンピック委員会から出された以下の要求だった。
・委員一人一人に運転手付きの車を用意する事
・委員一人一人にただで使える携帯電話を用意する事
・車のために交通規制をして車が自由に走れるようにする事
・国王とのカクテルパーティを用意する事
・最高の食材の食事を用意する事
・ただのバーを用意する事
・それらの費用は全てノルウェーが負担する事
舛添さん並みのセコさで、ノルウェーがそんなアホな!と思ったのも頷ける。ノルウェーに要求された事が日本に要求されていないとは思えない。報道はされないが、日本の場合こういう費用を負担するのは国なのか都なのかはたまた組織委員会なのか。
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