お役人さんとは随分とつらい仕事のようだ。余計な忖度などせず、自分の信念に従って仕事をすればよいのに、と思っていたし、当コラム508回にも「出世に影響はあろうが、命までとられるわけではあるまいし」と書いた。ところが、命まではとられないにしろ、刑務所にぶち込まれるくらいは覚悟しないといけないようだ。
文部科学省が汚職事件で揺れている。事務次官室も捜索対象となり、幹部の中には公用、私用の携帯電話を押収されて荒探しをされている人もいるらしい。確かに接待を受けて、業務に便宜を図るのは良くない。しかし、宇宙飛行士を講演会に派遣するよう便宜を図る事より、公文書を書き換えてしまう事の方がどれだけ悪質、かつ国益を損なうか言うまでもない。
それなのに一方は逮捕起訴され、一方は全くお咎めなし。逮捕されたのはかつて喜平隊の一員、前川喜平氏に近い人だったとも聞く。俺に逆らったらどうなるか見ておけ、とでも言うのだろうか。
文藝春秋の最新号では中村喜四郎氏の「安倍恐怖政治が自民党をダメにした」という記事が載っている。そこで彼の曰く「我々は今『この六年間が日本を変えてしまった。』と後の世代に疎まれるほどの忌まわしい歴史の渦中にあるのです。」と。これが単なる杞憂に終わる事を祈る。
財務省の文書は改竄か書換か不毛な議論があったが、今回のは純粋な訂正です。最近ある熱心な読者から過去のものも含め誤字の指摘を受けました。それをここに訂正させて頂きます。
571回下段本文左から四行目。私を一緒に→私と一緒に
358回上段左から三行目。八ちぁん→八つぁん
221回中段中央右から三行目 scholl→school
既にお気付きの方もいらっしゃるかも知れません。今後このような事のない様注意します。
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