2018年9月11日火曜日

夏のスポーツ


編集の関係で全米オープンテニス大会の女子決勝の結果を見る前に出稿しなければならないのが残念だ。
今年の全米オープンは例年以上に暑かったようだ。優勝候補の一角フェデラー選手は暑さのせいもありベスト16で姿を消した。試合後のインタビューでは会場の暑さに苦言を呈し、試合が終わった時にはほっとしたとも言っていた。テニスの主な大会は夏、暑い時期に行われる。テニスは夏のスポーツでいいのだろうか。
スポーツは基本的に激しく体を動かすのが一般的だから暑い時に行うのは向いていないように思われる。水泳のように水の中で動くものや、野球のように投手以外は動く機会が少ないような競技は別にして。サッカーやラグビーの天皇杯が冬に行われるのは選手の体を考慮してベストの状態でプレーが出来るようにとの配慮からだろう。
テニスの主要な大会がどうして夏に行われるようになったか、それは試合時間に関係しているのではないか。サッカーやラグビーのように試合時間が予め決まっているものは終了の時刻を相当正確に予想できる。だがテニスや野球のように試合時間に大きな変動があるものは終了時刻が予想できない。昔まだナイター設備がない時代には試合が長引いて暗くなっては困るので日没の遅い夏の時期に行って、それが慣習として今につながっているのではないだろうか。今や日没も気にせず試合が出来るのだから選手が思う存分力を発揮できる涼しい時期に大会を開くべきだと思うがどうだろうか。普段では考えられないような凡ミスを繰り返すフェデラー選手など見たくない。
東京オリンピックでのマラソン競技の暑さ対策が話題になっている。これもマラソンは冬のオリンピックでやれば済むことではないか。夏冬オリンピックの固定概念を外したらどうか。

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