受験シーズとなった。受験生諸君には健康に留意して欲しいが、仮に陽性になってもちゃんと受験できるような配慮を是非ともお願いしたいものだ。コロナごときに一生を左右されたら可哀そうすぎる。
先週のいつだったか新聞に開成中学の入試問題が載っていた。右上に「広告」の文字があったから、おそらく学習塾の広告で、塾に通わないとこんな問題を解けるようになりませんよ、とでも言っているかのように難しい。算数の問題とあるが、数学の問題としても難しい。本当にこんな問題を小学生が解けるのだろうか。
例えば最初の問題はこうだ。「2021年2月1日は月曜日です。現在の暦のルールが続いたとき、2121年2月1日は何曜日ですか。」問題の後にどういう場合にうるう年になるか現在の暦のルールが書いてある。ルールに従ってうるう年の数を数えて、トータルの日数を7で割れば良いのだから比較的簡単な問題と言えるが、それにしても集中力と根気がなければ大人でも簡単には正解にたどり着けないのではないか。
最初の三問はなんとか解けたが四問目には参った。「1÷9998 を小数で表すとき、小数第48位の数、小数第56位の数、小数第96位の数をそれぞれ求めなさい。」まさか力ずくで計算しろと言っている訳ではなかろうに。二番目の三角形の内部を線で分割する問題だって知恵を働かさないと力ずくでは解けない。一体どんな知恵を出せば良いのか。大学生でも数学科の学生でもない限り解けないのではないか。
四問でつまずいて自信喪失したが、口直しに一月中頃の新聞に載っていた大学入試共通テストの問題に挑戦してみた。こちらの方が中学入試より余程やさしかった。
囲碁や将棋でも大人より遥かに強い小学生がいるが、そんな子に出会ったような気がした。
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