2023年4月18日火曜日

AI

 チャットGPTというソフトが話題になっている。西村経済産業大臣は国会答弁作成への応用を考えているとか。国会答弁の作成って機械で置き換えられるような性質のものだったのかと驚いた次第。ついでに答弁そのものもAIによる自動音声に切り替えたらどうだろうか。そうしたら多くの政治家が要らなくなって世界に平和が訪れそうだ。

AIの進歩は目覚ましいものがある。何年前だったか、囲碁や将棋で人間がAIに勝てなくなった時には本当に衝撃を受けた。AIとは違うが、グーグルが出た時も衝撃だった。コンピュータがデータの検索に強みを発揮するのは分かっていたが、それでも私がコンピュータに慣れ親しんだ時代には自分のパソコンの中のハードディスクにあるデータを検索する程度しか考えられなかった。それが世界中のネットワークの中からあっと言う間に適切な情報を探し出して来るのだから、その速さと的確さは異次元のものに思えた。

テクノロジーの進歩は人間の生活のあり様を変えて来た。重機が発明されて人間は重い物を持ち上げる必要がなくなったし、電卓が発明されて人間は面倒な計算から解放された。今度のチャットGPTはどのように人間社会を変えるのか。いろんな予想があるが、高年収のホワイトカラー職(特にプログラマーやライター業)への影響が大きいとされる。

冒頭に述べた政治家はどうだろう。政治家が必要とされるのは、人間に欲得と多様性があって、様々な価値観や利害関係の調整が必要だからだろう。過去の多くのデータから多数の関係者の適切な妥協点をAIが見出して、それを皆が受け入れるようになったら政治家は要らなくなる。政治家がいなくなればおそらく戦争はなくなるに違いない。過去の戦争の多くは政治家の勝手で起きているのだから。

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