県立図書館でDVDを借りてきてヴェルディのオペラ「椿姫」を見ました。
①の写真のように、舞台の片側に大きな時計が置かれ、時の流れを暗示しているかのようです。問題はこの時計が何時を示しているか?あ、この問題は私の単なる好奇心だけで、物語の本質とは全く関係がありません。真上が12時だという訳ではなく、長針と短針の関係から合理的に何時何分かを推察しようというのです。
②ヴィオレッタとアルフレートが愛の時間を過ごす時には時計が隠されています。そこへアルフレートの父がやってきて二人を現実の世界へ引き戻す。
③ヴィオレッタは時計の覆いを取り除きます。さて、これは何時か?
④この時計が一番何時かよく分かる。長針の位置が丁度刻みと刻みの中間にあるので、何時か分からないけど30分である事は分かる。だとすれば長針の位置が「6」の位置でないといけないので、これなら9時30分である、という事が分かる。
①は5時14分
③は6時4分か7時9分か
ってな感じかな。
いやいや、そんな変な事は考えないで、ストーリーに没頭しないといけませんな。
このオペラ、「乾杯の唄」が有名だけど僕はアルフレートの父親が息子を取り戻そうと歌う「プロヴァンスの海と陸」が一番好きだなあ。(写真⑤)これは数あるオペラの中でも一番好きなアリアと言って良い。
それにこのDVD、ヴィオレッタ役のアンナ・ネトレプコが美人で良かった。(写真⑥、⑦)オペラは歌唱力優先でルックスは重要視されないので、あまり美人でもない人が絶世の美女役をやったりして感情移入がしにくいけど、これはその点良かったなあ。惜しむらくは結核で余命いくばくもないのだからもう少し痩せててくれたら良かったけど、それでは流石に声量が出ないもんね。
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