八月も下旬を迎えいくらか過ごしやすい日もあるが、まだ残暑は厳しい。廿五日は処暑、暦通り暑さがおさまればいいのだが。それにしても七月末から盆にかけては暑かった。この恐らく日本で一番暑い時期に五年後の東京オリンピックは行われるという。IOCは夏季五輪開催日を7月15日~8月31日までの間に設定することを大前提としており、東京の場合7月24日から8月9日までの予定とか。どうせならお盆をまたげば見る側には好都合だったろうに。
猛暑でのマラソンの実施にいろいろ懸念が出たり、工夫が提案されたりしているが、いっそのことマラソンは冬のオリンピックの競技種目にしたらどうだろう。福岡国際マラソンなど主要なマラソン大会は大概冬に行われる。そう言えばサッカーやラグビーなども天皇杯などメイン・イベントは冬に行われるから冬のオリンピックでもいいのではないか。なにも氷と雪に関連したものだけが冬のオリンピックでもあるまい。
過去のオリンピックの開催期間を調べていて意外な事を発見した。近代オリンピックが始まって最初の頃は数ヶ月に渡って行われていたという事だ。第一回のアテネはともかく、第二回パリ大会は5月20日から10月28日まで、第三回セントルイス大会は7月1日から11月23日まで、第四回ロンドン大会は4月27日から10月31日まで、と言った具合だ。理由はよく分からないが、第二回のパリ大会は併行して行われた万博の余興の位置づけだったとか。オリンピックが現在のような権威を獲得するまでには紆余曲折があったに違いない。
「参加する事に意義がある」という標語は参加者が少なかったからではないか、アマチュアリズムはプロからは見向きもされなかったからではないか、などと邪推をしてしまうのである。
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