2015年9月1日火曜日

世界陸上

世界陸上を見て感じたこと。
・肌の色を決めるDNAと運動能力を左右するDNAとは何か関係があるのだろうか。そう思わざるを得ないほど黒人選手の活躍が目立つし、混血に当たっての肌の色の優位性も不思議ではある。顔の骨格は白人的な遺伝子を受け継いだと思われる人でも肌の色は濃い。逆に顔の骨格が黒人的で肌が白い人はいないからここには何か遺伝の法則が働いているようだ。
・体格が成績に大きく影響するような競技は問題だ。柔道に体重別があるのなら走り高跳びは身長別にすべきだろう。それともバーの高さと身長の比を争うようにしたらどうか。背が低くても足腰の強靭な選手が賞賛を得る可能性を残すため、機会均等を保証するのは大事なことだと思う。
・十種競技の優勝者は100mの勝者やマラソンの勝者に劣らぬ賞賛を受けるべきではないだろうか。走る投げる飛ぶ、全ての運動に対応する体を作り上げなければならないのだから。そう言えばかつて楊伝広という「東洋の鉄人」と呼ばれた人がいた。私が小学生の頃、彼の伝記を読んで胸を躍らせたものだった。
・準決勝では後半流しながら走って977のタイムを出したガトリン選手が、決勝では懸命に全力を出しても980しか出せなかった。当たり前のように早く走る選手の裏にある努力や節制に思いを馳せた。
REUSという名のドイツ人選手がいて、これをアナウンサーは「レウス」と発音していた。どう考えても「ロイス」と発音すべきだろう。ドイツ語でEUをオイと発音するのは常識ではないか。全てをローマ字読みしている訳でもなさそうだし。EUROはドイツでは「オイロ」と言われているが、一般には「ユーロ」であって決して「エウロ」ではない。

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