2016年5月17日火曜日

英語番組

NHKの教育テレビに「スーパープレゼンテーション」という番組がある。難病の克服などの特異な体験談や、大学や企業でのユニークな研究成果などが聞けて私のお気に入りの一つだ。
直近のテーマは「史上最長の研究が明かす幸福な人生の秘密」というものでハーバード大学成人発達研究所の教授が幸福とは何かについて話した。当研究所は七五年前ハーバードの学生から貧民街の少年まで七百余名の若者を選んでその人生を追跡する研究を始めた。今では研究対象は数千人に広がっているとの事だが、各人の人生を追って人間にとって幸福とは何かを究明しようとしている。
それによると一般に短絡的に考える富や名声が幸福をもたらすという事はないようだ。幸福の一番の要因は良い人間関係であると。家族や地域社会との良好な人間関係、それこそが人を健康にし幸福にするという。どこかの都知事のように、富も名声も得たように見える人が、名声を失うリスクを犯してまで限りなく黒に近い金を求める心理は面妖だが。
さてこの番組今年の四月から改悪としか思えないような変化があった。それはプレゼンテーターの話が日本語吹替えになって、オリジナルの英語が聞えなくなった事だ。副音声を使えばいいとの事だが、ニュースとスポーツ中継以外は基本的に録画して見る私にとって副音声が使えないのは辛い。
NHKは英語の普及をどう考えているのか。ドキュメンタリー番組ではネイティブな英語には日本語の吹替えをオーバーラップさせて聞えなくして、NHKの記者の下手な英語はそのまま流している。まさか元の発言を意訳して、都合の良いようなニュアンスに変えて流しているのではあるまいが。熊本地震では川内原発近辺で大きな揺れがあった事を敢えて報道しなかったようだし。

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