今週はいろんな事があってどれも十分に一回分の話題足り得るが、鮮度が落ちない内に備忘録的に全部を取り上げる。後日個別に深く掘り下げてみたい。
まずは金融庁の審議会が出した報告書。担当の麻生大臣は受け取らないそうだ。その理由が「国民に不安を与えるから」だとか。どこかで聞いたような気がする。そして忌まわしい記憶が蘇る。第二次世界大戦、負けが濃厚になっていく中、大本営は国民に不安を与えまいとしてか戦局を正確に伝えようとしなかった。大切なのは事態を正確に把握し冷静に対策を練って実行する事であるはずなのに、自分に不都合な事実に目をつむり、精神論を振りかざす。今も昔も日本のリーダーのやる事は同じなのか。軍事の破綻と年金の破綻、同じ運命をたどらない事を祈る。
警察の失態が続く。警察官なら誰も武術の心得があるものと思っていたがそうではないのか。胸を刺されて重篤となった警官はお気の毒だったが、しかし抜き身の刀で暴れまわる相手に素手で立ち向かって退治した水戸黄門の助さん格さんとまではいかなくても、相応の武術の心得はなかったのか。刃物に腰が引けて七人もいて取り逃がす失態もあった。一定の危険が予想される場面に拳銃を携帯していなかったのも不思議だし、逆に通常の交番業務で常に拳銃を携帯する必要があるのかも不思議だ。盗難予防のためにも拳銃を携帯するのは一定以上の武術を身に着けた人だけにして欲しい。
そしてホルムズ海峡がきな臭い。「主戦場」という映画を見た。従軍慰安婦をテーマにしたものだが、その最後のナレーションが耳に残った。「安倍政権は再軍備を急いでいる。日本人に聞きたい。このままではいつかアメリカが始めた戦争で日本人が血を流す事になるが、その覚悟は出来てますか」
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