春の選抜が中止になってしまった。初の甲子園に期待で胸を一杯にしていた平田高校の野球部員はさぞ気落ちした事だろう。夏の大会では是非実力で出場を勝ち取るべく、気持ちを入れ替えて精進して貰いたい。
センバツ中止を伝えるニュースの中で提示されたフリップが眼を惹いた。新型ウィルスで中止になった高校の主な全国大会の種目を一覧にしたもので、左側には主に漢字が並び、右側にはずらっとカタカナが並んでいたからだ。左は卓球、相撲、剣道、レスリング、バドミントン、柔道、空手、体操、右はソフトボール、ボート、アーチェリー、テニス、ゴルフ、スキー・アルペン、ラグビーと言った具合。要するに左は屋内競技、右は屋外競技なのだが、漢字と横文字がこんなに綺麗に分かれるのは偶然だろうか。また漢字と横文字はどういう基準で使い分けされているのだろうか。
卓球は横文字ならピンポンとなるだろうが、学校の部活でピンポン部を名乗る所はまずないだろう。テニスは庭球という立派な漢字があるが、部活の名前としてはどうか。私が高校生の頃は庭球部と言っていたような気もするが、今は殆どがテニス部ではないだろうか。サッカー部だって昔は蹴球部と言っていたように記憶する。闘球部という名前は流石に記憶にないが、それはそもそも高校にラグビー部がなかったからだと思う。野球は本家ではベースボールだが、部活でベースボール部は聞いた事がない。野球(のぼーる)は正岡子規が名付け親でベースボールの直訳は塁球だが、塁球というとソフトボールを指すのだそうだ。
ところで選抜大会中止の理由の一つに「高校野球は学校教育の一環。(中略)教育の原点に立ち返った」というのがある。高校野球はやっぱりスポーツではなく体育だと言う事か。
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