新型コロナのワクチンを打った。テレビでは経験者の「痛くなかった」という声が盛んに報道されるが、一般の注射並みには十分に痛かった。副反応についても軽微であることを強調する報道が目立つが、異物を体内に注入して何もないはずがない。開発されて日が浅く、長期的な副反応が不明なワクチンを注射する事は賞味期限の切れた食品を口にする事より遥かに勇気が要る。後者なら万が一の時には体が嘔吐や下痢で排除してくれるが、前者にはそんなメカニズムは通用しないから。アナフィラキシーで済めば有難いくらいだ。痛みと言い副反応と言い、権威への盲従を強いられているみたいで気分が悪い。とは言えこのご時世、ここは目をつぶって長い物に巻かれる事にした。
ワクチンと言えば子供の頃受けたBCGを思い出す。NHKのチコちゃんによれば子供の方が注射の痛みに大人の数倍敏感だそうだが、あの痛みは一体何だったのだろう。BCGを避けたい一心でツベルクリン反応が陽性と判定して貰えるように検査部分を口で吸って赤味を増やす無駄な抵抗をしたものだ。それだけ痛い思いをしてBCGを打っても必ず抗体が出来る訳ではなかったようで、翌年もツ反検査を受けさせられた。その点、今度のワクチンは接種後の抗体検査も必要ない程性能が良く、痛みも一般の注射並みという事で、それは医学の進歩の一面だという事だろうか。
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