2021年8月10日火曜日

記者会見

 

菅首相は何のために記者会見をするのだろう。自分の政策の正当性を訴えるため?政策実現に向け国民に協力を求めるため?まさか支持率を下げるためではあるまいが。

実際の会見を見ると、苦しい言い訳に終始したり、記者の質問に真正面から答えようとしなかっり、何か揚げ足を取られるのを恐れているのか、弱みを見せない事に汲々としている感じがする。そんな会見は見ても面白くないから途中でチャンネルを変えてしまう。

五輪開催についての会見もそうだった。あれでは国民の心が一つにならない。例えばこんな風に言ったらどうだったか。

「尾身先生も仰るようにパンデミックの中で五輪を開催するのは普通では考えられない事かも知れない。しかし我国は八年前世界に開催を約束した。幸い国内の感染者数は世界各国から比べれば少なくて済んでいる。コロナ禍での五輪開催という難題を解決する事は日本という国の底力を世界に見せるチャンスでもあると思う。勿論国民の健康安全が脅かされるような事態は避けなければならない。政府はそのために全力を尽くす。IOCにもその事を理解して貰い、海外からの選手団や関係者と国民の接触は最小限に抑える積りだ。IOC役員も来日人数は最低限に抑え、宿泊も都内のホテルではなく、選手と一緒に選手村にする事を承諾して貰った。水際対策も最善を尽くす。政府は安心安全な大会実現に向けて全力を尽くす積りだ。国民皆様からのご意見も素直に取り入れていく。だからどうか五輪開催と成功にご協力頂きたい。日本国民の知恵と規律と実行力を世界に見せようではありませんか。」

そんな風に言ってそれを態度で示してくれたら「よっしゃ、一丁やったるか!」という気持ちにもなろうものを。

菅さん、国民を敵と思ってる訳じゃないですよね?

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