「統一教会」のキーワードでグーグル検索をしてみて驚いた。地図が現れそこにおびただしい数の家庭教会の所在が図示される。こんな身近に活動拠点があったのか、と自らの不明を恥じた。そして関係のあった議員達の「そんな組織とは知りませんでした」とする臆面もない言い訳の白々しさを思った。
そもそも誰かが無料で何かをくれると言った時、普通の人ならどうするか。タダ程怖いものはない、とばかりにその申し出の背後を必死に探ろうとする筈だ。そして彼等の情報網を以てすれば容易にその正体は判明する筈だ。彼等は全て分かった上で、安倍さんとつながりのある団体なら大丈夫だろうと思考停止し、喜んで選挙協力を受け入れたと見るのが自然だ。
赤信号皆で渡れば怖くない的な身内優先型思考停止は大変危険だ。「統一教会と関係を持つ事の何が問題か分からない」という発言も出た。そんな事を言えば世間から反発を受ける事くらい分かりそうなものなのに敢えてそれを言ったのは派閥の受けを狙ったものとしか思えない。すなわち当該議員にとって国民の目より派閥の目の方が重要だったという事だ。ここにも身内論理優先の思考停止がある。派閥のトップとつながりがありさえすれば、彼等はオウム真理教であっても支援を受け入れたのだろうか。
それにしても岸さんや安倍さんは統一教会の理念・教義をどこまで知っていたのか。日本はエバ国でサタンの国であり、全てをアダムの国である韓国に捧げて当然なのだ、などという主張を知っていて、なおかつあれだけの関係を保っていたとなると、もうこれは私の理解を越えている。安倍さんがビデオメッセージを出したのはトランプ元大統領と歩調を合わせた結果らしい。とすると安倍さんも身内頼りの思考停止に陥っていたのだろうか。
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