自転車圏内に県立図書館があるのは有難い事である。
そこで行われた睡眠に関する講演に行ってきた。
前半は睡眠不足がもたらす悪影響について。
睡眠不足が体に悪い事なんて、改めて研究するまでもない事だと思うけど、そういう事をわざわざ金を掛けて調べるのが学者の性なのか。
後半ではレム睡眠とノンレム睡眠など睡眠のメカニズムについての話があって、最後は脳に電極を当て微弱な電波を送って熟睡を促す研究の紹介があった。脳に電波を送るなんて、できればしたくないなあ、と思った。
ところでこの講義を聴いて思った疑問。
1)生物と睡眠の関係
動物はおそらく種を問わず睡眠をしていると思うが、植物はどうか。おそらく植物に睡眠はない。
動物でも単細胞生物、たとえばアメーバーやゾウリムシは睡眠しているのだろうか?なんだかしてない感じがする。
ならば睡眠をするしないの境界はどこにあるのだろうか?
2)細胞レベルでの睡眠
人間でも細胞レベルでみると睡眠という概念は当てはまらなくなるのではないか?
臓器レベルで考えても、心臓は勿論、肺や肝臓や腎臓も個体が眠っている間も休みなく働いているような気がする。
臓器には睡眠と言う概念はなさそうだ。
細胞も睡眠していない気がする。ミトコンドリアでエネルギーを生み出すなんて作業を夜は休むのだろうか?
3)そもそも睡眠とは何か?
個体が眠っている間、臓器は休まず働いている。脳も記憶の整理などをやっていると聞いた。筋肉も寝返りをうったりして動いている。眼球もRapid Eyeというくらいに動いている。睡眠はたんなる休止ではない。何か体を維持するための作業を一生懸命やっているのだ。それは一体何か?
渡り鳥は睡眠ととりながら、ちゃんと飛び続けているらしい。どうしてそんな事が可能なのか?
睡眠の定義でちゃんとしたものがあるのだろうか?夢遊病者が動き回っている間は睡眠と言えるのかどうか?
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