「103万円の壁」という言葉を聞いた時、低所得者の働き控えを解消する事が目的の政策だと思った。だからそれを実行すると7~8兆円もの税収が失われると聞いてウソだろうと思った。年収が103万円から178万円の人達からそんなに多くの税金を搾り取れる筈がないからだ。よく聞くと高額所得者の所得控除も引き上げるからそちらの減税効果の方が大きいようだ。
国民民主党はあたかも低所得者の味方のような言い方をしているが、この政策の受益者は低所得者ではなく高額所得者であり、もし税収減の影響で地方行政のサービス低下が起きたら低所得者はむしろ被害者になってしまう。「103万円の壁」なんてウソっぽい言葉に惑わされてはならない。働き控えを解消するなら低所得者の税率を5%から0%に下げれば良いだけだ。
気候変動の報道にもウソを感じてしまう。世界の平均気温が産業革命前から1.5度上がるかどうかが議論されている。世界の平均気温って何だ。世界には暑い所もあれば寒い所もある。それらの数値を全て足して割って平均を出したのだろうか。産業革命前とは1850年から1900年くらいの事を言っているらしいが、その時代に世界各地で気温が測られていたのか。21世紀の今になっても、日々の気象情報で最高気温、最低気温には言及されても平均気温に言及された事がない。日本一国の平均気温すら話題にならないのに、どうして世界の平均気温が分かるのだろう。
各国が発表している温室効果ガスの排出量や、カーボンクレジットの対象となる植林による炭酸ガス吸収にもウソがあるらしい事はNHKでも言っていた。
一定の仮定の元に計算した数値やシミュレーションは都合の良いように書き換えられ得る事を忘れないようにしたい。
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