2024年12月17日火曜日

テレビ

 私はひょっとしたら結構テレビ人間かも知れない。可成りの時間をテレビ視聴に当てている気がする。もっともその大部分は録画したもので、リアルタイムで放送中の番組を視るのは定時のニュースや天気予報しかないが。

最近は朝のモーニングショーも殆ど視る事がなくなった。芸能人の訃報が入った時など、その人の生い立ちから経歴・裏話などを延々と何十分も放送されると辟易してしまう。死因や死亡状況ならいくらかニュースバリューもあるのだろうが、過去の映像を流し続けるのは取材努力を怠っているとしか思えない。

日本のニュース番組が面白くないので、NHKの「国際報道2024」や「キャッチ世界のトップニュース」など海外のニュース番組を録画して視ているが、ここでも日本のテレビ業界の取材姿勢に疑問を感じる。先日ドイツのZDFがフィリピンはマニラの港湾での大火災を報じていた。そんな事件があった事を日本のテレビ局は報じたのだろうか、少なくとも私は視なかった。日本の近くで起きた事件をドイツの放送局に教えてもらうなんて恥ずかしくないか。彼等は港湾火災が世界物流に与える影響を考慮し、国民に知らせるべきだとしてニュースとして取り上げたのだろうが、日本では芸能ニュースやグルメ情報の方が国民の関心が高いとでも思っているらしい。

それ以外でも日本のニュースは海外から買ってきた映像を流しているだけのような気もする。北朝鮮がウクライナへ派兵した件では、その話題になる度に兵士が一列に並んで物品の供与を受けている映像が数週間に渡って何十回も使い回しされた。こうした怠慢が原因で大手メディアはSNSに取って代わられるようとしている。テレビ業界人よ、国民を馬鹿にするな、と声を大にして言いたい。

 

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