2025年3月18日火曜日

常識

 トランプ大統領への批判は色々あるが、先日の施政方針演説を見て、いくらか賛同できる点もあった。その一つが「この国の至るところに常識、安全、楽観主義、富を取り戻すため多くの大統領令に署名した」という下りだった。

トランプさんにこそ常識を問いたいがそれは兎も角、バンス副大統領のEUへの批判も常識から離れた極端な政策が標的らしい。「ドイツの失敗に学べ!」という本にその例が書かれていた。著者はドイツ人と結婚してドイツで暮らす日本人女性で、最近話題になっているらしく市立図書館で予約したら5人待ちの状態だった。EU内部でも当然、常識を取り戻そうという動きはあって、それがAfD(ドイツのための選択肢)という政党への支持につながっているとの事。

テレビから流れてくる情報を鵜呑みにすると、AfDは極右でナチスの再来であるかのような印象を持ってしまうが、決してそんな事はなく、EUのエリート達が「こうでなければならない」と押し付けて来る価値観に対して「いや、そうでない別の選択肢もあるでしょう」と言いたいらしいのだ。

エリート達が押し付ける価値観の例が地球環境問題やLGBTQの権利保護であったりする。そのためにドイツでは電力の供給に問題が生じて国民にしわ寄せが来たり、外見は男性に見える自称女性が女性に混じってボクシングで優勝したりする。LGBTQのためにドイツでは「自己決定法」という法律が新しく成立し、自分の性別は自己申告だけで決定でき、医師の鑑定書が不要になったらしい。ある政党では女性の立候補者を優先するというので今まで男性だった人が女性として立候補した例まであるとか。その他、常識的におかしいと思われる例が沢山列記してある。

どちらの言い分が正しいか知らないが、常識だけは持っていたい。

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