政治の事は良く分からないが、石破さんが新人議員に商品券を渡した件も何が悪いのか良く分からない。
聞くところによると、政治資金規正法第21条2項「何人も、公職の候補者の政治活動(選挙運動を除く。)に関して寄附(金銭等によるものに限るものとし、政治団体に対するものを除く。)をしてはならない。」に違反する可能性があるというが、はて、政治献金に関しては企業・団体によるものを禁止しようという動きがある事を承知しているが、個人によるものまで禁止されたら政治献金が全く出来なくなってしまうのではないか。個人による寄付が禁止されている意味が分からない。
今回の事件は例えて言えば、ある会社の社長が重要案件の成功を祝って、それに貢献した社員とその家族を慰労し、いくらかの金品を渡したような構図だと思うが、そのどこが悪いのか良く分からない。業務の公私で言えば私に属する部分で行われたもので、おそらく自民党内で慣例として行われて来て、石破さんも単純にそれを踏襲したものだろう。歴代総裁はコメントを求められて「法律に則り適正に対処した」と仰るが如何なものか。家族団らんや祝い事など私的な事まで法律に則り行わなければならないとしたらそれは法治国家ではなく監視国家だ。
商品券を返還した議員の気持ちをどう思うか聞かれて、石破さんはあれこれ苦しい答弁を行った。将来の見通しを聞かれた時には「仮定の質問には答えられません」と一蹴するくせに、他人の気持ちや思いにまで言及するのかも分からない。「当の本人に聞いて下さい」で済ませば良いのに。むしろ仮定の質問にこそ、Aの場合はこう、Bの場合にはこう、と責任を持って対処の用意がある事を示して欲しいが、それを追求しないマスコミの対応も全く理解できない。
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