急な寒波で東京では初雪が降ったらしい。11月の初雪は54年ぶり、11月の積雪は1875年(明治8年)に気象観測が始まって初めての事だと言う。それを聞いて地球の温暖化の話は本当なのだろうかと思った。寒いから温暖化はないだろうという単純なものではない。温暖化の根拠として出されるデータについての疑念である。
先日もテレビの解説で示されていたが世界の平均気温の変化を表すグラフがある。1850年あたりを起点に徐々に気温が上昇し、特に近年のそれが急である。ホッケーのスティックのような形状から「ホッケースティック曲線」と呼ばれているそうだが、これは本当なのだろうか。
そもそも世界の平均気温って何だ。世界各地の中から代表的な場所を選んでその地の年間平均気温を割り出し、それを全地点でさらに平均したものと考えるのが自然だろう。しかし代表的な場所としてどこを選ぶのかは多分に恣意的な要素が含まれる。暑い場所寒い場所をバランス良く選んで地球全体の状態を正確に代表させることなど本当に出来るのだろうか。
仮にそれが出来たとして、1850年からのデータが集まるのだろうか。一応は先進国である日本だって気象観測が始まったのは1875年からで、それ以前のデータはないはずだ。ましてやアフリカ諸国などどうやって100年以上も前のデータが集められるのだろう。それともアフリカやアマゾン流域など比較的暑い場所は最近になって平均値計算に組み入れられてそれが全体を押し上げていたりしないか。まさかそんな馬鹿な事はないだろうが。
IPCCの学者達が樹木の年輪や植物の生育状態などの傍証から推理た値を用いているのだろうが、誤差も考慮すると眉唾に思えてしまう。こんな事を言うとトランプ氏みたいになってしまうのだが。
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