2025年1月7日火曜日

駅伝の疑問

 友人からの便りによれば出雲地方も良く晴れ気持ちの良い元旦を迎えられたようで慶賀の至りである。この一年が皆様にとって幸せな一年になりますように願うと当時に、このコラム並びに当新聞も何卒よろしくお願いします。

さて、関東地方も天候に恵まれ箱根駅伝では好記録が続出した。優勝争いは一方的な展開になっていくらか興味が削がれたが、来年のシードを巡る争いは4校のデッドヒートとなって手に汗を握った。多くの国民がそれぞれの思いで各校の健闘に一喜一憂し楽しい正月を送っているのだから、こんな事を騒ぎ立てるのは気が引けるがしかし、放送を見てある疑問が浮かんだ。

恐らく一校に一台割り当てられていると思われる白バイの数。それは道路を埋め尽くす程で、却って邪魔ではないかと心配だ。そして交差点の角々で交通整理にあたっている警察官の数。箱根駅伝の間は神奈川県警の派出所は空っぽになっているのではないだろうかと心配になってくる。そして何より道路という公共財を一時的にせよ私的な理由で占有してしまう事。道路の通行止めや混雑で買い物に支障をきたす程度で済めば良いが、緊急車両の通行が出来なくなり、その道を通れば救われたはずの命が失われてしまったりしたら、その責任は誰が取るのだろう。

箱根駅伝の過去の映像を見ると、遮断機が下りた踏切で、その遮断機を搔い潜って走り抜ける選手が写っている。そんな違法行為を堂々と放映するのも如何かと思うが、少なくとも昔は駅伝のために一般交通を規制するまでの事はしていなかった事が分かる。信号も赤だったら選手は足止めされたのではないだろうか。

そもそも道路の占有や警官と言う公務員の私的利用に法的根拠はあるのか。日本は本当に法治国家と言えるのか、そんな疑問が浮かんだのである。

 

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