2019年12月17日火曜日

桜を見る怪


何かとても信じられない事が次々に起きる。

参加者名簿をシュレッダーに掛けたとか、そのバックアップデータを削除したとか、それはシンクライアント方式だから復元できないとか、そもそもバックアップデータは行政文書ではないとか、反社会的勢力は定義できないとか。一体どうなっているんだ。

パソコンの中のデータが復元できない理由でシンクライアント方式が出てきた時には耳を疑った。全く理由になっていないからだ。シンクライアント方式とはデータ保存にどの記憶媒体を利用するかというだけの問題で、復元できるかどうかの問題とは関係ない。

そうこう言っている時に神奈川県の行政文書を記録したハードディスクがネットオークションに流出して大騒ぎになった。そこではデータを消去するとはどういう事かが詳細に語られた。つまり本当にデータを復元不可能にするためにはハードディスクを物理的に破壊するしかない、と。

内閣府のシンクライアント方式のサーバーは他の行政文書も一緒に保管してあるだろうから、まさか桜を見る会の名簿だけのためにディスクを物理的に破壊したわけではないだろう。

どうしてこうも支離滅裂な苦し紛れの答弁が繰り返されるのか。ネットで伊東乾氏の推理では、憲法第七五条があるから内閣総理大臣自身は実質的に刑事訴追されることがなく、「首相案件は立件できない」から「首相案件は立件してもしょせん潰される」「首相案件は関係してもろくなことにならない」となり「首相案件は、率先して潰すことで点を稼ぐことができる」になっているのではと。

それにしても「いくらなんでもそれはちょっとマズイですよ」と諫める人が一人も出て来ないのは嘆かわしい。そんな骨のないクラゲのような人達に国を任せて大丈夫なのだろうか。

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